「ピンク・フロイドの名曲はなに?」
と言われても、ピンク・フロイドはアルバムを通して聴くような楽曲が多いため、曲を単体で聴く人が少ないでしょう。
そこで今回は、ピンク・フロイドの名曲を10曲に絞りました。ピンク・フロイドをアルバムではなく、楽曲から知りたいという人はぜひ参考にしてくださいね。
Contents
ピンク・フロイドの名曲10曲
名曲を時系列に並べました。順を追って聴いていくと、バンドの音楽がどんどん変わっていくので面白いですよ。
1:See Emily Play
ピンク・フロイドはシングルCDをほとんどリリースしたことがありません。その中でも「See Emily Play」は、シングルとしてリリースされた数少ない楽曲です。
まだシド・バレットが在籍していてた1967年にシド・バレットによって作られた楽曲になります。ピンク・フロイド特有な浮遊感あるサイケデリックに、ポップさも混じった聴きやすい楽曲です。
ただオリジナルアルバムには収録されておらず、「Relics(ピンク・フロイドの道)」というコンピレーションアルバムに収録されています。
2:Atom Heart Mother
邦題は「原子心母」と、英単語をそのまま日本語に当てはめただけ。「なんと雑な。てか読めないよ。」という印象だった「Atom Heart Mother」ですが、この曲は衝撃的です。
リリースされたのは1970年ですが、楽曲の世界観はSF映画のような宇宙をイメージさせるのです。スターウォーズが公開されるのが1977年ということでかなり近代的な音をしています。
20分以上ある楽曲なのでかなり長尺ですが、聴き応えは抜群です!この楽曲からピンク・フロイドの長尺曲が定着したと言えるでしょう。
3:One of These Days
「Echoes」と同じアルバムに収録された楽曲で、2本のベースから始まるサウンドがとても印象的なのです。最初のベースラインから脳裏に焼きつきます。
また自然界に生きる動物が人間にむしばまれていくような感覚な音です。というか「One of These Days」が収録されているアルバム「Middle」って、名曲ぞろいですな。
4:Echoes
ピンク・フロイドはアルバムを通して聴くバンドです。そのため名曲が少ないイメージがあります。
しかしピンク・フロイドのファンからすると、これは外せない!という曲があります。それが「Echoes」です。20分以上にわたる超大作ですが、とにかく聴きやすい。
初めて聴く人にもオススメの楽曲ですし、わたしもこの楽曲を聴いてピンク・フロイドにそそられました。
5:Money
タイトル通りお金をテーマにした楽曲で、最初からレジの音や小銭をジャラジャラと鳴らす音で聴き入ってしまいます。。そしてそのお金の音がリズムをとっていくのがなかなか印象的ですね。
またサックスからギターソロへの移り変わりやベースの単純なフレーズも頭に残ります。「The Dark Side of the Moon」の中でも盛り上がる楽曲で、ライブでは定番の演奏曲でした。
「Money」もギルモアのギターが炸裂する楽曲です。まだピンク・フロイドを聴いたことない人ならオススメの楽曲です。
6:Shine On You Crazy Diamond, Pts.1-5
ピンク・フロイドでもっとも好きなアルバムは?と聞かれたら、「Shine On You Crazy Diamonds, Pts.1-5」が収録された「Wish You Were Here(炎)」と答えるでしょう。
実は全9パートからなる楽曲で、その前半戦の部分を選びました。わたしはアルバム通してよく聴いていますし、ギルモアのギターが美しく、全体的に聴きやすい楽曲です。個人的にはピンク・フロイドの長尺曲の中で「Echoes」に近いものを感じます。
歌詞はウォーターズが執筆していて、シド・バレットについて書いているという噂もあります。
7:Wish You Were Here
邦題は「あなたがここにいてほしい」です。そのあなたとは誰なのか。それが初期のリーダーであったシド・バレットです。シド・バレットについては、以下の記事でサラッと書いたので気になる人は読んでみてください。
「Wish You Were Here」は、ピンク・フロイドの中でもかなりアコースティック寄りなバラードソングです。全世界で売れた名曲ですし、ピンク・フロイドの楽曲では、かなり聴きやすいのでオススメですよ。
8:Another Brick In the wall, Pt.2
ピンク・フロイドは、シングル曲をリリースしない主義でしたが、「Another Brick In the Wall, Pt.2」は11年ぶりにシングルとしてリリース。ピンク・フロイドを代表する名曲になります。
ダークネスな雰囲気と子どもたちの暗いコーラスが印象的です。わたしが以前タイに行ったとき、お店で素人バンドがこの曲を演奏していました。
しかも観客は盛り上がっていました。どうやら東南アジアでも認知されている楽曲のようです。
9:Comfortably Numb
「Comfortably Numb」は、「Another Brick In the Wall, Pt.2」と同じアルバムに収録された楽曲です。ピンク・フロイドは、デヴィット・ギルモアの美しいギターが聴きどころでもあります。
もしデヴィット・ギルモアのギターを聴きたければ、「Comfortably Numb」は外せません。DiditalDreamDoor.comが選出した偉大なギターソロトップ100では、1位に選ばれています。
6分くらいの長尺曲ですが、最後2分くらいのギターソロはマジで鳥肌ものです。
10:Marooned
「Marooned」は、デヴィット・ギルモアがリーダーの時の代表作「The Division Bell(対)」に収録された楽曲です。大きな特徴は、インスト楽曲だということです。ギルモアのギターが炸裂します。
もはやアルバム自体がギルモアのギターを前面に押したような雰囲気がありますが、その中でも「Marooned」は、感情を揺さぶる旋律と美しいギター音を聴くことができます。
ギルモアのギターのすごさがわからない人は、「Marooned」を聴いてみてください。心臓にグッとくるでしょう。