言わずと知れたモンスターバンド、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)。ハードロックの始祖として君臨し、三大ハードロックバンドのひとつにも数えられています。
また、1968年から1980年までの12年ほど活動し、数々の名曲名盤名演を残してきました。
この記事では、レッドツェッペリンの名曲に絞って紹介していきます。個人的な趣味嗜好が入っているので悪しからず。
Contents
- 20位、Trampled Under Foot
- 19位、The Battle of Evermore
- 18位、Fool in the Rain
- 17位、The Ocean
- 16位、The Song Remains the Same
- 15位、No Quarter
- 14位、Communication Breakdown
- 13位、When the Levee Breaks
- 12位、Living Loving Maid
- 11位、Misty Mountain Hop
- 10位、Going to California
- 9位、Ramble On
- 8位、Dazed and Confused
- 7位、Good Times Bad Times
- 6位、Rock and Roll
- 5位、Kashmir
- 4位、Immigrant Song
- 3位、Black Dog
- 2位、Whole Lotta Love
- 1位、Stairway to Heaven
20位、Trampled Under Foot
6枚目の名盤「Physical Graffiti」に収録されているファンキーなナンバー。正直、レッドツェッペリンらしいハードさよりも、レッドツェッペリンの新たな一面が見られるような仕上がり。
ジミーペイジではなく、ジョンポールジョーンズのクラビネットがソロをとっているのも特徴です。個人的には、聴きやすくノリノリになれる楽曲。
19位、The Battle of Evermore
ハードロックバンドのイメージが強いレッドツェッペリンですが、トラディショナルなサウンドも得意。「The Battle of Evermore」は名盤「Led Zeppelin Ⅳ」に収録されています。
ジミーペイジのマンドリンとロバートプラントの高く美しい声が魅力的。神秘さをまとったまさに名曲です。
18位、Fool in the Rain
最後のスタジオアルバム「In Through the Out Door」に収録されています。アルバム全体にレッドツェッペリンの新たな取り組みが垣間見えます。中でも「Fool in the Rain」は代表格。
サンバとラテンのノリがミックスしたようなダンスナンバーで、何よりジョンボーナムのドラミングが聴きどころ。ToToのジェフポーカロが影響を受けたことでも有名。ロザーナのドラムがめっちゃ似てますよ。
17位、The Ocean
ファンキーでスリリングなロックチューン。5枚目の「Houses of the Holy」のラストに収録されています。何より変拍子と特徴的なリフが印象的。
個人的にはジョンボーナムのドラムが大好きで、エアドラムしたくなるようなノリの良い楽曲ですよ。
16位、The Song Remains the Same
「Houses of the Holy」の冒頭に収録されているのが「The Song Remains the Same」です。邦題は「永遠の詩」。
「Led Zeppelin Ⅳ」までの雰囲気とは大きく違う印象で、鮮やかで煌びやかなロックサウンドになっています。16位にしましたが個人的にはTOP5に入るくらい大好きな楽曲です。
15位、No Quarter
ボーカル、ギター、キーボード、ドラムの全てがゴリゴリにかっこいい楽曲のひとつ。サイケデリック色の強い幻想的な楽曲で、熱のある夜に聴いたらめまいがしてくるでしょう。
ポイントになるのは中間部分のピアノとギター。ジャズ風なアレンジが最高です。サイケロックとジャズの融合とも思える楽曲にくびったけ。
14位、Communication Breakdown
わたしがレッドツェッペリンを好きになるきっかけにもなった楽曲。1969年にリリースされた1枚目のアルバム「Led Zeppelin」の中で、もっともハードなナンバーです。ギターキッズならダウンストロークで引き倒したくなること間違いなし。
聴きにくいと言われるレッドツェッペリンも「Communication Breakdown」から聴けば、他の曲にもスルッと入っていけますよ。
13位、When the Levee Breaks
名盤「Led Zeppelin Ⅳ」のラストに収録され、究極のドラムサウンドと称されている1曲。その完璧なドラムサウンドはサンプリングとして使用されることも多いです。
メンフィスミニーの楽曲を原曲に、レッドツェッペリンらしいベビーなロックチューンに仕上がっています。エフェクトのかかったハーモニカが印象的でかっこいい。
12位、Living Loving Maid
シンプルかつストレートなロックがかっこいい「Living Loving Maid」。特徴的なリフは口ずさんでしまいます。
ノリの良い楽曲ですが、ライブでは一度もプレイしたことがないとか。ジミーペイジがこの曲を気に入らなかったと言われています。
しかし、個人的には5本の指に入るほど大好きな楽曲ですので、ぜひ聴いていただきたい。
11位、Misty Mountain Hop
ジョンポールジョーンズのエレピが特に印象的。そこに乗っかるジミーペイジのギターがちょっと控えめ。ハードロックより、ファンキーでポップな印象です。
ハードロックゴリゴリなバンドだと思ってこの楽曲を聴くと度肝を抜かれるかもしれませんね。個人的には、名盤「Led Zeppelin Ⅳ」の中でも、「Stairway to Heaven」に次いで好き。
10位、Going to California
名盤「Led Zeppelin Ⅳ」に収録された、バンド史上もっとも美しい楽曲。ジミーペイジのギターとジョンポールジョーンズのマンドリンの絡み合い、ロバートプラントの伸びのある美声がキラキラとした金色の雰囲気をかもし出しています。
当時のカリフォルニアの自由さと壮大さに憧れて、車を走らせる様を思い浮かばせるのは私だけでしょうか?
9位、Ramble On
アコギストロークから始まるフォーク調の楽曲。ゆったりとした心地よいアコギとボーカルが印象的です。しかし、ロバートプラントが高らかと歌い始めるとともに、エレキギターが鳴り響く瞬間がかっこいい。
指輪物語を題材にした楽曲で、ジョンボーナムがドラムのどの部分を叩いているのかナゾ。神秘的なところもレッドツェッペリンらしい。
8位、Dazed and Confused
1枚目「Led Zeppelin」に収録された、サイケデリックブルースな楽曲。邦題は「幻惑されて」。ズシっと重い雰囲気かつ幻想的。サイケデリックを代表する楽曲とも言えるでしょう。
ギターをバイオリンの弓で弾いたり、演奏時間が40分以上などのライブパフォーマンスでも有名。個人的には、1枚目のアルバムの中で、もっともサイケデリックでハードな1曲だと思います。
7位、Good Times Bad Times
1枚目の1曲目が「Good Times Bad Times」です。レッドツェッペリンのテクニックや新しいサウンドに、誰もが衝撃を受けた楽曲とも言えるでしょう。特に、ジョンボーナムのドラミングは突出しているようにも思います。
ハードロックが存在していない時代に、ブルースからハードロックへと昇華させた楽曲。今も色褪せない究極の名曲です。
6位、Rock and Roll
題名通り50年代のロックンロールを意識した楽曲ですが、ハードにアレンジされているところが印象的。ロックンロールのノリと歪んだエレキギター、何よりジョンボーナムのドラムが耳に残ります。
レッドツェッペリンを初めて聴いたときは「聴きにくい」という印象でしたが、「Rock and Roll」は親しみを持って聴けました。レッドツェッペリンをこれから聴こうと思っている人には、特におすすめです。
5位、Kashmir
レッドツェッペリン史上もっとも壮大な楽曲と言っても差し支えないでしょう。管楽器などは外部のミュージシャンを入れることで音に厚みを増し、アラビアのような音階も摩訶不思議感を演出しています。
何よりもドラムとリフのリズムが違うことで、複雑さを増しているのが特徴。8分半と長尺な楽曲ですが、時間を忘れてリズムを追いかけてしまいます。
4位、Immigrant Song
あまりにも有名なギターリフとボーカルの唸り声。テレビなどで使われることも多いため聴いたことある人も多いでしょう。野蛮で荒々しく男らしさを象徴するかのような楽曲です。
また、ドラムの頭抜き三連はドラマーの登竜門にもなっている難解なテクニック。何度聴いても新たな魅力に気付く楽曲でもあります。
3位、Black Dog
レッドツェッペリン史上もっともかっこいいリフだと個人的には思います。ハードでグルービー、コールアンドレスポンスのように繰り返されるボーカルと楽器隊の掛け合い。ダサい要素がひとつもありません。
「Black Dog」を聴いていなければ、レッドツェッペリンを深く掘り下げることはなかったと思います。大好きになったきっかけの楽曲です。
2位、Whole Lotta Love
amassの「史上最高のギター・リフ TOP50」において、1位を獲得した超有名なリフ。低音で地面を這うようなリフはハードロックの礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。レッドツェッペリンの個性が詰まった楽曲でもあります。
また「Whole Lotta Love」はリフだけでなく、曲の構成も面白い。初めて聴いた時は、「めっちゃジャングルじゃん!」って記憶に焼き付きました。ジャングル感は聴いてみれば分かりますよ。
1位、Stairway to Heaven
名盤「Led Zeppelin Ⅳ」に収録されている最高のバラードソング。そして、最高のハードロックソングです。アコースティックギターと神秘的な歌詞から始まり、徐々に盛り上がって力強いロックへと変貌していく流れが美しく、映画を1本見たような充実感さえ得られます。
ロック以外の専門家からも評価が高く、ヘルベルト・フォン・カラヤンは「完璧」と称しています。特に熱気を帯びた会場を前に、「Stairway to Heaven」を演奏するライブ盤は映像とともに見てほしい。
大好きなレッドツェッペリンの名曲を紹介しました。正直、順位付けはどうでもよく、ここで紹介している楽曲は全て聴いていただきたい。
どの楽曲もかっこよく、レッドツェッペリンの魅力に取り憑かれること間違いなし。
個人的には、「All My Love」や「The Rain Song」などもランキングに入れたかったのですが、20個に絞ると入らなかったです。残念。。。