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ビートルズでトリップできるサイケデリック楽曲8選!

私はサイケデリックサウンドが大好きです。ドラッグもタバコすらやらない私ですが、サイケデリックを聴いていると頭がクラクラと浮遊して気分が良くなるのです。

そんなサイケデリックサウンドが流行ったのは1960年の後半だけの短い間でした。ヒッピー文化を象徴する音楽として、短い期間輝きを放って、アートや文学にも深い関わりを持った音楽なのです。

1960年代を代表するバンド、The Beatles(ビートルズ)は、サイケデリックを代表するバンドでもあります。ビートルズは「Let It Be」や「Yesterday」などのポップソングばかりではないのです。

またサイケデリックブームを引き起こした最初のアルバムは、ビートルズのアルバム「Revolver」だとされています。ヒッピー文化の先を読み、サイケデリックサウンドを作ったのはビートルズだったのです。

この記事では、ビートルズが作ったちょっと危険なサイケデリックソングを8曲紹介します。

Tomorrow Never Knows

サイケデリックの最初とも言えるアルバム「Revolver」に収録された「Tomorrow Never Knows」は、ビートルズを代表するサイケソングです。

目まぐるしく回るようなウネウネ感が特徴的ですが、この楽曲にはテープ・ループという技法が使われています。テープを逆再生させたりするこの技法は、その後のヒップホップなどで使われるサンプリングの技術の最初とも言われているのです。

このテープ・ループのウネウネとした感じとドラムとベースの単調さが不穏な雰囲気に仕上げています。効果音的に鳴り響くこのサウンドこそサイケデリックの原点的な楽曲ではないでしょうか。

 

Lucy in the Sky With the Diamonds

ビートルズが1967年にリリースしたサイケデリックアルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」の3曲目に収録され、ビートルズの数ある楽曲でも人気の高いです。

またこのアルバムはサイケデリック文化を象徴するアルバムでもあり、ロバート・ハリスの小説「エグザイルズ」の中でも登場し、主人公がドラッグ使用中には「Lucy in the Sky With the Diamonds」が流れているシーンも登場します。そのくらいその当時のドラッグイメージソングにもなっていたのです。

また「Lucy in the Sky With the Diamonds」の頭文字を取ると「LSD」になることからラジオでも放送が禁止されるといったことも起こりました。「ただの偶然だ」と作曲したジョン・レノンは語っています。

Within You Without You

「Within You Without You」もアルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」に収録されていて、ビートルズの中でも東南アジアやインドを感じるサイケロックになっています。

それもそのはずで、ビートルズのサイケサウンドはジョン・レノンによって書かれることが多いのですが、「Within You Without You」はギターのジョージ・ハリスンによって書かれた楽曲なのです。

ジョージはインド音楽にかなり傾倒していて、ビートルズのアルバムにもジョージのインドらしい音楽が多く収録されています。またサイケデリックといえば東南アジアのようなふわふわでゆらゆらしているイメージがあると思います。これはジョージによる影響が大きいと私は思っています。

サイケデリックの東南アジアっぽさはジョージ発信だったのかもしれません。私はジョージがものすごく好きということもあり、「Within You Without You」はビートルズの中でも5本の指に入るくらい好きです。

A Day in the Life

アルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」の最後に収録されたサイケデリックアルバムの最後を飾る楽曲です。最後を飾るとだけあって面白い仕掛けの目白押しです。

最初はポップ感あるアコースティックサウンドで始まります。全くサイケ感がないのですが、展開がとても激しく途中のオーケストラサウンドから楽曲が全く変わります。

この展開からサイケが始まりとなり、ドラッグ漬けの絶望感などを感じるサウンドも感じるのです。頭のクラクラ感はビートルズの楽曲でも稀に見るレベルに高いのが特徴ですね。オーケストラの美しいはずのサウンドが、サイケの不穏な雰囲気に変わるのが何よりも好きですね。

そして楽曲が終わった後に流れる早口言葉とノイズがかったサウンドは、「Sgt. Pepper Inner Groove」と呼ばれていて、サイケ感をより一層強めています。「A Day in the Life」はジョン・レノンによって書かれましたが、途中の部分はポールが書いたという共作です。

I am the Walrus

ビートルズは3枚のサイケデリックアルバムをリリースしています。1枚目の「Revolver」、2枚目の「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」に続いてリリースされたのが、「Magical Mystery Tour」です。

「I am the Walrus」はその中でも異彩を放っている楽曲の一つになっています。なぜなら「Walrus」とはセイウチのことで、「私はセイウチ」と歌った楽曲なのです。「I am the Walrus」の前の歌詞「I am the Eggman」もよう分からん。楽曲もふわふわとしていて、途中に流れてくる効果音がサイケ感を強めていますね。

またその後に様々なミュージシャンにカバーされています。

Strawberry Fields Forever

「Strawberry Fields Forever」もアルバム「Magical Mystery Tour」に収録され、シングルとしてもリリースされています。ビートルズのサイケ楽曲の中では最高傑作とも名高い曲で、最初のふわふわ音からサイケを感じますよ。

最新のテクノロジー楽器であるメロトロンなどを利用し、サイケの雰囲気とシンフォニックな部分がジョンお得意のサイケサウンドに感じます。また楽曲の最後に流れる楽曲の繰り返しが「A Day in the Life」でも見られた特徴的な手法ですね。

Only a Northern Song

アルバム「Yellow Submarine」に収録された楽曲で、作曲はジョージによるものです。最初のオルガンから効果音とサイケ感がたんまりと含まれた楽曲ですね。

ジョージはやっぱりインド楽器などを利用したサイケロックが個人的には印象的なので、「Only a Northern Song」はあまり好みではないですね。というよりジョンに寄せている感じがするので、個性があまり感じられません。

ただメロディーがふわふわとしていて、全体的に安定していない楽曲はジョージによるところなのかもしれません

It’s All Too Much

「It’s All Too Much」もアルバム「Yellow Submarine」に収録されていて、ジョージが作曲した楽曲になります。ジミ・ヘンドリックスの影響を感じるようなひずみがかかったギターがかなり印象的で、オルガンも用いられているのが特徴的でしょうか。

シンフォニックなサイケサウンドを作るジョンとは違い、オルガンやホーンなどを使用したサイケサウンドを作るのがジョージの特徴だと言えそうですね。終盤にかけての盛り上がりがこの楽曲の良きポイントで、ちょっとアフリカンリズムっぽく感じるのが個人的には好きです。

これが最後の紹介楽曲になりますが、意外にもポール作曲がひとつもないところに驚きですね。。。