ロックやジャズを中心にブログを書いていますが、今回はEDMで人気を博した、Avicii(アヴィーチー)について記事を書きたいと思います。
EDMといえば70年代のパンクブームや90年代のブリットポップブームのように、2010年代を大いに盛り上げた音楽の流行の一つです。その中でもアヴィーチーはロックミュージシャンとの関わりも深く、コールドプレイやイマジン・ドラゴン、レニー・クラヴィッツなどともコラボレーションしました。
アヴィーチーは2018年4月20日に自殺(公表はされていない)で、この世を去っています。28歳でした。
この記事ではアヴィーチーの残した名曲を5曲紹介し、さらに番外編としてコラボレーションした作品やシングルになった作品も紹介します。
Contents
Avicii(アヴィーチー)の代表曲5選
アヴィーチーは2枚のアルバムをリリースしました。たったの2枚ですが、EDM界に大きな影響を与えた2枚になっています。
ここではその中から代表曲を5曲選びました。これを聴けばアヴィーチーのことがわかりますよ!そしていつの間にかハマっているかもしれません。
Wake Me Up
アヴィーチーといったらこの楽曲というほどに有名な楽曲です。アコースティックギターで始まる音楽のスタイルは一見ダンスミュージックには感じませんが、4つ打ちのバスドラが加わってからは、まさにEDMと言っても良いでしょう。
サビのお決まりのフレーズは、2小節の決まったものを繰り返しているだけなのに、ずっと聴いていられるような心地よいノリがあります。4分くらいの楽曲ですが、あと10分くらい聴いていられる。マジで!
アヴィーチーの良いところはこのお決まりのフレーズを、ライブで必ずしも流さないというところです。これがアヴィーチーの魅力の一つでもあります。
またこの「Wake Me Up」は様々なミュージシャンにもカバーされています。
Levels
アヴィーチーという名前が世界中で広まったのは、この「Levels」という楽曲の力が大きいのではないでしょうか。ファーストアルバム「True」でも最後の楽曲に収録されていて、最後にふさわしくキラキラとしたサウンドが特徴です。
EDMはお決まりのフレーズと歌の部分がはっきりとわかれていて、視聴者的にはとてもノリやすく、わかりやすいというのが良いポイントだと思います。「Levels」では、そのわかりやすさが顕著に現れている楽曲でもありますよ。
Waiting For Love
セカンドアルバム「Stories」の最初に収録されている楽曲です。ピアノのフレーズから4つ打ちまでがとても早い!爽快に進んでいくダンスミュージックで、少し裏の拍子が強く打たれている印象です。そのためノリがジャズっぽい感じがしますね。
またオランダのDJである、マーティン・ギャリックスとのコラボ楽曲としても有名ですよ。アルバムの最初からちょっとおしゃれな感じなので、ファーストと違って少し繊細さが垣間見えるのも面白いです。
The Days
シングルカットもされていてアコースティックさがかなり強い楽曲です。というよりも、EDM感が感じられるのは終盤の1分くらいですね。EDMを代表するミュージシャンがすでに、新たなところに挑戦しようと試みた意欲作にも感じます。
またMVには日本語の字幕も入っていて意味がわかるようになっていますが、なかなかなメッセージ性です。ただただダンスフロアを踊らせる音楽ではなく、メッセージが伝わるような楽曲の構成になっているのでしょう。
ちなみに他の楽曲でもアヴィーチーの歌詞は評判が高いです。ぜひ検索してみてください。
The Nights
「The Days」と対になる楽曲でもある「The Nights」は、超EDMという感じの楽曲です。セカンドアルバム「Stories」の最後を飾る楽曲にふさわしく、ノリノリでアルバムが終わる構成になっていますね。
「アルバムが終わらなければ良いのに、、」って思ってしまう作品でもあります。そして個人的にはアヴィーチーの楽曲の中でも3本の指に入るほど大好きな楽曲です。最初から最後までノリの良い楽曲なのが最高!
番外編:まだあるアヴィーチーの名曲!
代表曲の5曲以外にもたくさんの名曲がありますが、ここで紹介する5曲はアルバムには収録されていなかったり、有名ミュージシャンとコラボした楽曲などを紹介します。
アヴィーチーは本当に聴きごたえがある。。。そう感じさせるミュージシャンです!
Lay Me Down
ファーストアルバムに収録されていますが、あまり注目されていない楽曲なので、ここで紹介します。私はこの楽曲がアヴィーチーの中でもっとも好きだと言える楽曲です!
「Lay Me Down」はディスコ音楽で人気を博した、人気プロデューサー兼ギタリストのナイル・ロジャースとのコラボレーション楽曲です。ナイルのおかげか、どこかディスコサウンドが垣間見えますね。これがたまらない!
アヴィーチーのEDMとナイルのカッティングギター。この組み合わせは冷たいバニラアイスと温かいエスプレッソくらいベストマッチと言えるでしょう。いつ聴いてもかっこいい。。。
I Could Be the One
「I Could Be the One」はニッキー・ロメロとの共作で出来上がった楽曲です。ニッキーといえば、日本のバンド「Sekai no Owari」の「Dragon Night」をプロデュースしたことでも有名です。
とにかくアゲアゲなダンスミュージックの虜になりますよ。アヴィーチーの楽曲の中でもかなり人気があり、iTunes Festivalでも演奏していました。
A Sky Full of Stars
私はコールドプレイが大好きなのですが、コールドプレイがEDMの要素を取り入れて大ヒットした楽曲「A Sky Full of Stars」もアヴィーチーがプロデューサーとして加わっています。そしてこの時はTim Bergling(ティム・バークリング)というアヴィーチーの本名でクレジットされています。
ロックバンドがEDMを取り入れた例として「A Sky Full of Stars」はかなり代表的なものになるでしょう。そしてとにかくキラキラしていてノリの良い楽曲です。コールドプレイの代表曲にもなっていますよ。
Sweet Dreams
ロック界の名曲とも言える「Sweet Dreams」をカバーした楽曲です。Eurythmics(ユーリズミックス)が80年代にリリースした楽曲で、デジタルサウンドを使ったニューウェーブ界を代表する楽曲でもあります。
アヴィーチーのカバーは、本家よりもさらにデジタル感の強いEDMサウンドになっています。4つ打ちがやはり素晴らしいノリを作り出しています。
ちなみにマリリン・マンソンもカバーしているので、聴き比べてみると面白いですよ。個人的にはマリリン・マンソンの「Sweet Dreams」はかなりおすすめです。
以下は本家の「Sweet Dreams」です。本家も良いな。。。てか!楽曲が良い!
Seek Bromance
アヴィーチーには他の名義でも活動しています。コールドプレイの時は本名であるTim Berglingでしたが、「Seek Bromance」では、Tim Bergという名義で活動した時の楽曲です。
どの名義でもアヴィーチーの親しみやすいEDMを聴くことができますよ。「Seek Bromance」では、「Wake Me Up」のように聴きやすいのがウリでしょう。ボーカルがメインの楽曲なので、歌ものが好きな人は聴きたい楽曲でしょう。